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トピックとお知らせ

ハックアーン(愛読)の芽、新たに14地域に

多くのご支援者からご支援をいただき、2009年度(2009年7月〜2010年6月)は新たにラオスの学校14校に図書室を開設することができました。
ラオスの子どもたちに、本の楽しさを知ってもらい、読書を大好きになってほしいという願いを込め、当会が開設する図書室には「愛読」を意味する「ハックアーン」(Hak Arn:HA)という愛称をつけています。


2009年度に開設した学校図書室14ヶ所

2009年度は、以下の地域にハックアーンを開設しました。
北部(5校):フアパン県サムヌア郡(1)、フアパン県ヴィエンサイ郡(1)・サムヌア郡(1)、ルアンナムター県ローン郡(2)、サイヤブリ県パクライ郡 (1)、 南部(9校):カンムアン県タケーク郡(1)・ニョマラート郡(1)、サワナケート※県ヴィラブリー郡(1)・ノーン郡(1)・サイプトーン郡(2)・カイソン郡(1)、アタプー県サナムサイ郡(1)・サマキーサイ郡(1)

当初、アタプー県は、開設予定地とはしていませんでしたが、2009年9月末の台風ケッサナで洪水の被害を受けた過去に開設したハックアーンを巡回する必要もあり、アタプー県の2校を選びました。2009年度は、中国にも近い北のルアンナムター県の学校から、カンボジアまで目と鼻の先という南のアタプー県の学校まで訪問し図書室を開設してきました。

 
左:新しい図書室を訪れた村の人々(HA197)
右:ブックプレゼンテーションをする小学生(HA204)

開設式には、村長や父母会代表にも出席してもらい、村人にも学校に図書室ができたことを伝えます。開設式にて、ファッションショーのように子どもたちが本を1冊ずつ持って歩いてきて、本の紹介をするブックプレゼンテーションで興味を惹きつけます。

 
左:新しい図書館に貼られた地図に興味津々(HA193))
右:ミニ紙芝居”これはジャックのたてたいえ”の使い方を習う先生と子ども(HA194)

ラオスでは多くの子どもたちにとって、絵本や図書室は、はじめて手にし、足を踏み入れる場所ですが、先生にとってもそれは同じです。そこで、図書室を開設する際には、本や紙芝居の読み聞かせの方法、利用法、図書室の運営方法を先生達に学んでもらいます。貸し出しカードを貼り付けたり、図書登録をする作業は、先生も生徒も皆一緒に行います。

14のハックアーンが加わり、当会が支援し開設した図書室は203ヶ所になりました。
ハックアーンの芽が、花を咲かせ実を結ぶよう、丁寧なフォローアップをしていきます。

(図書室開設ご支援:恵泉女学園中学高等学校、鈴木登志江、早川要清・和田慎二、福岡那の香ライオンズクラブ、ベルマーク教育助成財団・友愛援助運動参加校、三井住友銀行ボランティア基金、武庫川女子大学付属中学高等学校・図書情報委員会、Lao-Japan Airport Terminal Service Co, Ltd. (L-JATS)、リーグルジャパン株式会社:敬称略、五十音順)

 
左:ご支援者と子どもたち、新しいい図書室の前で(HA187)
右:ご支援者のおみやげ、シャボン玉で遊ぶこどもたち(HA187)


新しい図書室の様子( HA195 )

※:地図中では、サバナケットと表記してあります。

(報告:ラオス駐在スタッフ 秋元波)


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